「ね、ラビ」
「なにさ・・・ん?!」
ラビが振り向いた瞬間、自分の口でラビの唇を塞ぐ。
すると、ラビの頬がみるみる赤く染まっていくのが分かる。
「あはは!照れてる〜可愛い、ラビ〜」
ラビにイタズラな顔を見せると、逃げるように走り出す。
「〜〜〜〜待つさ、!」
教団内を暫く走り回り、お互い疲れきってその場に腰をつく。
「・・・お前、本っ当に生意気だよな」
「もう、それは聞き飽きたよ」
「つーかさ、色んなステップ抜かしてなくない?オレ、にまだ好きって言ってもらってないんだけど?」
「嫌いな相手に普通キスする?」
「しない」
「じゃあ、いいじゃない」
虫の知らせがし、立ち上がり逃げ腰になる私の手をラビが掴んだ。
「でもさ、そういうのはやっぱり言って欲しいんさ」
「え・・・だから・・・」
「いつもオレが言ってばっかっていうか・・・はオレの事嫌い?」
「そういう訳じゃ・・・ないけど・・・」
「じゃあの口でちゃんと言って欲しいな〜」
いつのまにか立ち上がって、私の顔を覗き込むラビ。
「行動に移すのは出来ても・・・・・言葉で言うのが恥ずかしいだけ・・・」
「子供だなぁ、」
「な・・・!!んんっ?!ふっ・・・」
反論しようと顔を上げた途端、今度はラビの口が私の口を塞ぐ。
「んっ・・・ふぁ・・・」
舌が歯茎をなぞり、舌を絡め取る。
「・・・はぁ・・・」
解放されると、体の力が抜けラビにもたれ掛かる。
「これが大人のキス」
見上げるとイタズラな顔をしたラビ。
普段、私がする顔なクセに、恥ずかしくなってラビから離れた。
「もう少し素直になってくれた方が嬉しいけど、そういうも可愛いくて好きさ」
そんな私の仕草を見てやさしく笑うと頭を撫でた。
「あ、そろそろ任務だ。、部屋まで送れないけどいい?」
私は黙って頷いた。
ごめん、と一言謝ると私に背を向けて歩き出した。
「ラビ!」
その背中を呼び止めて後ろから抱きついた。
「・・・・・ちゃんと言えるように頑張るから、ちゃんと帰ってきてね」
「了解」
「・・・行ってらっしゃい!」
「行ってきます」
私はまたイタズラなキスをするんだろうけど
帰ってきたらちゃんと伝えるから
「おかえり」「大好き」って
―あとがき―
歌詞入れると流石にマズいかなぁ、と思ったので途中で歌詞は削除
・・・タイトルだけでも結構ヤバい気はしますが・・・