「ジャッジャジャーン」
神田の目の前に細長いクッキー生地の棒にチョコをつけたお菓子を突き出す。
「・・・・・何だそれ」
露骨に面倒くさそうな表情で聞き返す。
「ポッキー」
「時代設定無視・・・」
「今日は11月11日だからポッキーの日デース!」
「お前、本当にオレの話聞かねーな」
「暇だからポッキーゲームに付き合え」
「そして理不尽だな」
しかも命令かよ、と言いながら私の手からポッキーを取り上げた。
「つーか、ポッキーゲームって何だよ」
「えっとね、お互いが向き合って、先端をかじるでしょ」
「で、それを同時に食べてって、先に止まった人が負け・・・・・って何食ってんじゃーーー!!!」
怪訝な表情でポッキーを見ていた神田は、それにかじりつき、見事に完食した。
人の話聞いてた?!、と神田の胸倉を掴むと、そのまま引き寄せられ、ほぼ無理矢理口付けをされた。
「んん?!」
「つまり、最終的にキスすんだから必要ねーだろ」
私を解放すると、口元を吊り上げてそう言った。
「あのねーーー!!」
―言い訳―
ポッキーゲームの説明って、こんなんでいいんでしょうか・・・?!
時代錯誤もいい所だしネ!
自分で言わせといて難ですが、「最終的には〜」って、誰もそんな事言ってませんって(笑顔)
あと名前変換なくてすいません(汗)